4月26日(土)に浪曲ボランティアの皆様が来園され、浪曲の魅力を存分に披露してくださいました。
浪曲の歴史についての紹介に始まり、「壺坂霊験記」と「赤穂浪士・南部坂雪の別れ」が演じられ、その独特の語りと節回しに、どなたも深く引き込まれていました。


浪曲は、語りと節の絶妙な組み合わせによって、物語の情景や登場人物の心情を鮮やかに描き出します。
今回の公演では、目の見えない夫とその妻の愛を描いた「壺坂霊験記」、そして赤穂事件の討ち入り前夜の、大石内蔵助と瑶泉院(浅野内匠頭の正室)のやり取りを描いた「赤穂浪士・南部坂雪の別れ」が披露されましたが、語り手の声の抑揚と力強さが、職員も含めた観客全員を物語の世界へと誘い、まるでその場に居合わせているかのように聞き入っておられました。


終演後の茶話会にて、ご利用者からは「懐かしかったよ」「久しぶりに聞けて良かった、感動した」といった声が聞かれ、皆さんの心に響いていたことを改めて実感しました。
今後も、さまざまな文化活動を通じて、皆さんに楽しく豊かな時間をお届けできるよう、職員一同努めてまいります。

